イタリア旅行記 17(2003年8月)

***ローマ、バチカン市国編**** 

(8/26) ローマ
今日は、朝から、バチカン市国の見学です。
ガイドさんは、昨日に引き続き田中さん、色々親切に教えてくださいます。
運転手さんは、マリオさんから違う運転手さんに代わりました。

バチカン美術館入口
朝、8時にはもうすでに人の列は出来ていましたが、 運が良く、あまり待たずに入場できました。
セキュリティチェックは、経済の象徴であるツインタワーの次は、
キリスト教の頂点であるバチカンが狙われる可能性があるということで、厳しい。
空港と同じシステム。金属探知機を通過して、荷物はX線照射。

この美術館、博物館はお昼過ぎまでしか開場していないそうです。
至宝のぎっしリ詰まった、美術館、博物館を見て回るには、一週間は必要だそうだ。
歴代法王の集めたお宝の数々。


エレベーター脇に飾ってある、モザイク。素敵な構成。
エレベーターは、紀元2000年を記念して建築されたものとのこと。



彫刻が主に展示されている廊下の天井
絢爛豪華。柱は大理石。

モザイク
ビデをカメラ持った観光客のシルエット&彫刻・・・なんだか面白い写真?


床、大理石の絵
色も綺麗〜♪


地図の間の天井
なんと絢爛豪華。地図の描かれたタペストリーもゴブラン織りの見事なもの。
お布施で?

この先に、システィーナ礼拝堂内の天井、壁面のフレスコ画の説明をする場所がある。
礼拝堂内で説明できないので、ここでガイドさんは説明するように、絵の写真を置いてある。

何ヶ所もあって、かなりの数の観光客のグループがあるのがわかる。
絵の説明は、キリスト教、歴史、多方面に話が通じているので、
勉強不足な私には、(??)だ。
世界史、美術史もっと勉強しておくべきだった・・・・


「署名の間」  ラファエロ、「アテネの学堂」一部 

部屋は天井さほど高くない、小部屋。
その部屋の壁一面に描かれている。

本当にこの絵には感動。一番、このフレスコ画を見たかったのだ。
古代ギリシアの哲学者、ルネサンス時代の芸術家、思想家がモデル。
プラトンのお顔はレオナルドダビンチ。ミケランジェロのお顔は、下段の頬杖をついている人、
ピタゴラス やラファエロ自身も描きこまれている。
人物の表情描写がすばらしい。新しい知識を知った瞬間の表情を感じた。
背景の壁のレリーフの陰影が本物のよう。



アテネの学堂の隣の部屋「ヘリオドロスの間」の床のモザイク


床の写真を撮っていたら、「あっ、わざと足出した〜。」
足出した人は、「ニコニコ〜。」その人はラフェロの間のセキュリィティ〜。
暇つぶしにおばさんをカラカッタノネ。
デジカメで再生して見せたら、「オォ〜、〜〜。」とかって笑ってるの。
そこで、一緒に記念撮影してもらった。
お洒落なセキュリティ?
おみ足は、向かって右側の方のです。(笑)


その後、システィーナ礼拝堂へ移り、自由に見学。

システィーナ礼拝堂は、すべての撮影は禁止。
おしゃべりも禁止です。薄暗く広い礼拝堂の中に、大勢の人がひしめいて見学しています。
セキュリーティーも大勢います。時々、一同の話し声が大きくなると、手を叩き静粛にするよう促します。

ミケランジェロの「最後の審判」は、礼拝堂正面です。
祭壇の説教台の周りのモザイクのデザインが特にすばらしかった。
天井、壁面がフレスコ画で、何か迫って来るような感じを受け、圧倒されるのみだった。

礼拝堂に入ったら、お話することはできないので、自由見学の後、
決められた時間に、礼拝堂左側に集合することになっていた。
これが、のちに右側だったとわかるのだが・・・この勘違いであわや迷子になりそうになった。

連れのYさんと中ではぐれてしまっていたが、後で、集合するのだからと、一人、時間ぎりぎりまで絵を見ていて
慌てて、集合場所の左側へ行った。
いつも、みな5分前集合している方達なので、誰もいないのは、「おかしい!」
もっと先が集合場所かと思って、出口から礼拝堂を出てしまった。

この時点では、「キャー、集合時間におくれる〜ぅ。」くらいの焦りだった。
礼拝堂を出ると、狭い回廊が続いた、2〜300mは速歩したと思う。
お仲間がいないのはおかしいと、かなり焦り始めた。

「バチカンで迷子だ!バチカンに置いて行かれるぅ〜〜。」と心の中でハンベだ。
と回廊を抜けると小さい一部屋に出た。

なんと、刺繍の法衣、祭服が展示してある部屋だ。
数種類展示されていた。見たいと思っていた、法衣がそこにあった。

セキュリティに、写真を撮っていいか聞いて、撮影。
ここは良いのだ。 迷子で焦っているのに・・・・。(^^;


まだこの先かと思って、この先もずんずん、いろいろな部屋を通り抜けた。
武器のようなもの、宝石のようなものが展示されていた。
後で地図を調べたら博物館のほうに迷い込んだらしい。

それでも、仲間の誰にも巡りあわない。集合時間はとうに過ぎている。
これは、戻った方が良いと思って、焦りまくりで、来た道を引き返す。

礼拝堂に戻ってみたら、あら、右側に皆さんがいらした。ほっとした瞬間だ。
「遅れてすみません〜。間違えたんです〜。」と謝って、事なきを得た。

「来ないなぁ〜」と思っていたみたいだけれど、別段慌てたり、心配してる感じではなかった。(^^;
礼拝堂を出て、サンピエトロ寺院に向かう途中、迷子になりかかって、
見たかった法衣を見られたことなどを話した。
誰かが、「きっと、法衣が呼んだのよね。」と言ってくれた。
偶然とは思うけれど、ちょっとそんな感じもした。



これは、寺院は正面に入口の床のパネルです。
この寺院より大きいものは建ててはいけないということで、縦、横のサイズが書いてあるそうです。



ミケランジェロ、ピエタ像
何者をもよせつけないような美しさ。


主祭壇の天井


この後、自由時間となったので、希望者のみクーポラ上まで登る事にしました。
階段を400〜500段位とのこと。
私たちと、もう1組の女性2人旅の方たちと、4人のおばさんが挑戦です。

エレベータで途中まで行く入場券と、階段のみの入場券がありました。
もちろん、エレベータで途中までコースです。

エレベータをおり、階段で上がっていくと、途中、寺院内部が上から眺められました。
その後は、狭い階段で、天井が丸くなっているので、体を斜めにして上がって行く感じです。
平衡感覚がずれてきそうな、錯覚になります。
狭いし、一方通行で、途中リタイアは出来ません。
所々、間で窓が開いています。

クーポラ展望台に上がったら、なんと気持ちのいい眺め。
360度グルっと一周出来ます。
ローマの街が一望。ベネチアでも、フィレンツェでも登れなかった高いところ。
念願かなって、4人で大満足〜。4人揃って記念撮影です。

正面あたりから眺めると〜。

この風景は「ローマの休日」のタイトルバック!
ここからの風景だったんだ!

サンピエトロ広場
中心がオベリスク(古代エジプトのファラオが作り、ローマ皇帝がそのレプリカを作ったという細長い塔のようなもの。
現在,大型の野外に建っているものは全世界で27本しか残っていないそうだ。 )
そのうちの3本をローマで見たことになる。 スペイン階段の上と共和国広場と、これ。
オベリスク---意味は、焼き串から来てるんですって。石を切り出した物。

1時間半でク−ポラに登って降りるのがぎりぎりだろうといわれていましたが、4〜50分で、降りてきました。
戻ってみたら、エレベータには長蛇の列。ちょっとの時間でこんなに、並んでしまうとは・・・
何も待たずに乗れた私達はラッキーだったのね。

まだ時間があったので、売店でお買い物。シスター達がお店番です。
シンブルは、ここがこの旅行中一番安かった。

そのあと、寺院に戻り、見逃した至宝を見て、
地下の遺跡も見学しました。歴代法王の棺が安置されています。
石の棺が幾つも並んでいます。復活の時を待ってるのです。
写真撮影は遠慮しました。


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